作者の広がり、変わりゆく地図。
空想と地図 第5号
2025年5月11日発売/定価 700円
2013年6月、「タモリ倶楽部」にて架空地図特集が放映、SNSをきっかけとした作者同士の交流が生まれるなど、空想地図にとって2010年代は拡大の時代でした。巻頭特集は、空想地図作者3名(Rano、地理人、うねおか)による鼎談を中心に、空想地図界の当時を振り返る「空想地図界 変化と拡大の2010年代」。手描きとデジタルの双方を経験したSightaw氏・まのいち氏、デジタル黎明期に独自の試行錯誤を展開したまっち氏、鉄道をきっかけに架空の世界を作り始め、地図に留まらない創作を展開するはすま氏など、多様な空想地図や作者の姿にも迫ります。
鼎談「空想地図界 変化と拡大の2010年代」
「空想と地図の企画室」メンバーであり、2010年代の空想地図界を見てきた3名の地図作者による鼎談を中心に、SNSの普及とともに趣味人口の拡大・変革期にあった当時の様子を振り返ります。

2010年代作者の地図作品から見る「空想地図の時代」
Sightaw氏、まのいち氏の両名は、2010年代に活動を開始した空想地図作者。自然地形に着目した地形図風の地図と、人の住む街に着目した都市地図の双方を描き、また手描きとデジタルの両方で作品を制作した経験があるという共通点があります。それぞれの作品を見ながら、地図の描き方や考え方に迫りました。
インタビュー〈アナログとデジタルが混ざる時代の空想地図〉
2000年代、空想地図という趣味が今ほどメジャーでなかった時代。まっち氏は、空想地図を描きながら、周囲の友人知人を巻き込み、地図に止まらない創作活動を展開していました。まだ未発達だったデジタル機器をうまく使いながら、さまざまな創作物を作るに至った経緯を伺いました。
インタビュー〈架空創作のススメ〉
2000年生まれ、もともと鉄道が好きだったというはすま氏は、架空鉄道づくりにはじまり、現在は架空の国家を歴史から創作するという活動を展開。趣味のコミュニティを自分で立ち上げるなど、このところ精力的に活動を広げています。創作の原点や、今後の抱負を伺いました。
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A4 フルカラー 20P
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